工房には多彩なパンが並ぶ
工房でパンを作るグループのメンバー。中央が柴田代表
工房開き地場産素材のパン作り
2008年5月3週号 「とやま版」より

地産地消の力に

女性グループ「佐野おはぎっこ・つかりっこ」高岡市




【高岡地域支局】地元産の素材を使った「地産地消パン」の製造に、富山県高岡市南部地区の女性グループ「佐野おはぎっこ・つかりっこ」が取り組んでいる。グループのメンバー5人は、昨年の
1031日に高岡市農業センター農産物直販所(アグリピア高岡)で手作りパン工房「おはぎっこ・パン工房」(代表 柴田礼子さん=62)をオープン。これまで約20種を製造し、消費者から好評という。



 女性グループ「佐野おはぎっこ・つかりっこ」では、以前からおはぎと漬物を製造。その延長として、地元の農産物を使った地産地消パンを作り始めた。この活動は、富山県の農村女性起業拡大モデルにも選ばれている。
 地産地消パンは、生地に高岡市戸出地内の小麦と同市内で収穫された米を使い、モチモチとした食感が特徴だ。米は一般的に使われている米粉ではなく、炊いたものを配合している。具材についても高岡市産の食材を使用。これまでに、りんご・シイタケ・大豆・サトイモ・寒締めホウレンソウ・トウモロコシ・ジャムなど約20種類のパンを作っている。
 柴田さんは「始めた時はメンバー5人の出来上がりがバラバラで、なかなかふっくらとしたパンにならず苦労した。でも、試行錯誤するうちにみんなのレベルが上がってきて、今では均一のおいしいパンができるようになった」と話す。
 10月にオープンしたことで冬場の具材を心配したこともあったが、「実際に約20種類ものパンを作ることができた。これから暖かくなることで、新しいパンがいくつ作れるかが楽しみ」という。
 高岡市農業センター農産物直売所では、このパンの販売が定着し、求める人も増えている。「現在は一日100食程度を作っているが、今後は一日200食を目指したい」と話す柴田さん。
「この地産地消パンを皆さんに知ってもらいたいので、声をかけていただければイベントなどにも参加していきたい。」と話している。
このパンは、一個120円で販売。問い合わせは、高岡市農業センター農産物直売所(0766・63.1422)まで(萩野)